起きてあかいるかさんの記事を読んで、そしてCHANGさんのコメントを読ませていただいて、ある意味ショックを受け、一日中色々と考えていたので(仕事しろ)うまくまとまりませんが、書いてみます。ちなみに以下の内容は、僕個人的な感想であり、こんな風に考える親父もいるんだなという感じで読んでいただければ幸いです。まあ最後まで読んでいただけるだけでかなり幸いなんですが。

 これまで何度か書いていますが、我が家の状況を。
 現在小学校2年生のリク、はじめてセットを買ったのが年長さんの夏の誕生日(だいたい2年前)。家族内で対戦したり、保育園の友達と収集具合を報告しあったりが、2〜3月頃まで。BW5で初めての箱買い。対外戦は8月のジム☆チャレンジ。その前にデッキはケルディオを使うものということで、親父がまあ9割以上構築して、家で初心者の親父と何度か対戦して練習。結局そのジム☆チャレンジで大人3人相手に優勝してしまったので、それ以来ずーっとカメケル一筋です。

 で、今ではサニランというガチな環境の中、時々大人に勝ったりして楽しくポケカライフを送っています。

 でもずーっと、何だか僕の心の中に後ろめたいというか、何か間違っているというかもやもやしたものがありました。で、「心底びっくりしました。親子プレイヤーの方の中には、デッキを作って与えてる方もいらっしゃるんですね。」というCHANGさんのお言葉。まあ本当にビックリしたのか、CHANGさん流の言い回しなのかは置いておいて、スゴく刺さりました。そうなんですよ、彼の言葉はいつも本質をついている。

 どうして刺さったのか?というと、こういう状況に到ったのは、多分に親という名を借りた僕のエゴのせいだったんだなと、気づかされたので。

 つまり、小学生がガチになるにはそれなりの経緯を経て少しずつ登っていくものであるのに、突然僕が介入していくつかのステップを飛ばして、引きずり上げてしまった気がするのです。はじめの頃ははじめてセットプラス少しずつ買い足した拡張パックのポケモンで遊んでいて、それで充分楽しかったはず(少なくともリク的には)。同じポケモンが2体揃うことなどまずなかったので、まあごちゃごちゃです。それでもエネルギーの色を揃えるようになってきたり、(持っているものの中で)使いやすいグッズやサポートを詰め込むようになったり、と少しずつ成長していたはず。

 そこで親の介入その1:デッキとして機能するためには同じカードが何枚か必要であると判断し、拡張パックを自分で開けだす。そしていつか箱買い。

 子供は楽しそうに遊んでいても、一緒に遊ぶ親がだんだんつまらなくなってきたんですね。偶然手札に来たカードで勝敗が決まる部分なんかに。戦略なんかもリクが自分で気づくようなるのを待てばいいのに、口で教えてしまう。確率なんかも教えずに体感して身につけていけばいいものなのに、なぜか焦って説明してみたりして。

 まあここまでは僕が自分でカードで遊びながら気づいたことなどを、リクに教えてしまったということなので、少なくともまだ僕が気づきの過程などを説明できるわけです。

 ここでさらに親の介入その2:DNなどでデッキレシピを手に入れ、プロキシも用いていわゆるガチデッキの導入。こうなると僕自身でさえそのデッキの作製の経緯がわかっていないことになり、他人のふんどし状態な訳です。よくわからないけれどとにかく強いデッキというのが家に存在するようになり、家のデッキはすべて駆逐されます。 リクも渡されるままにそのデッキを使うという、かなり受動的な遊びになってきてしまいました。でもまあ強いし楽しいですよ。本気の親父と対戦しても勝てるようになってきます。

 そしてさらなる親のエゴその3:ジム☆チャレンジへの参加。親父が言い出さなければ家庭内対戦で勝ったり負けたりですんでいたものが、「知らない人と対戦できる大会があるらしいよ」とささやかれれば、もちろん「出たい!優勝してやる!」となりますよね、子供なんだから。まあDNなどで小さい子が活躍していたり、日本一を決める大会があるということを知りだすと、そういうところでリクも活躍させてみたいと親父が一人で暴走を始めているわけです。

 家庭内や学校の友達と普通の対戦を続けていって、勝ったり負けたりしていれば、ワイワイガヤガヤと新しいデッキを作ったり、プレイイングを学んだり少しずつではあっても自発的に進んでいけたのかもしれないのに・・・。

 さあ、外に出るということになれば、もちろん勝ちたい。映画の影響で一目惚れのケルディオを使ったデッキレシピをあさりまくって、何とかカードを揃えました。リクは回し方を伝授され、マナーなどはそこそこに突撃。

 という感じで親父に引きずられてここまで来てしまったわけです。少しポケモンカードをやっているという友達を連れてきても、リクのガチカメケルには歯が立たないのでつまらないですよね。

 もっとじっくりと、小学校の高学年になって自分でわかって構築できるようになるまで待てばよかったなぁと思っています。リクの実力では1から強いデッキを構築する力はないのだから、できるまで待てばいいんで、親父が作ってあげる必要はなかったかなと。友達と一緒に少しずつ成長していくという過程を奪ってしまったのではという後悔もあります。


 でもまあもうここまで来てしまったので、これからも変わらずジム☆チャレンジに行き、新弾が出たら2〜3箱買い、ナナホシ杯での上位を目指すということになるかなと思います。ここではしごを外すのはさらにリクに申し訳ないので。ただここ数日の日記にもあるように、リクも少しずつ自分でデッキを作り始めているし、ポケモン図鑑を眺めては「このポケモン強そうじゃない?」などと言ってくるので、まだまだ希望はあるかなと思っています。僕自身も世の中のメタとはちょっと違うけど意外と強いデッキの構築を目指してリクと頑張ります。

 そしてそれよりも何よりもサニランに行って、強い小学生と勝負したり、強い大きなお友達に遊んでもらうという体験は、家庭内対戦や友達と遊んでいるだけでは決して得られない貴重なものなので、何よりも大切にしていきたいと思っています。皆さんよろしくお願いします。

 そしてそしてこういったことを考える機会を与えてくださった、あかいるかさん、CHANGさんに(読んでもらえるかもわからない)こんな場ですが、心より感謝いたします。どうもありがとうございました。

 
 何だか無駄に固い内容になってしまいましたが、
 明日はついに第三回ナナホシ杯ですね。リクは学校、僕はゴブの世話です。
 皆さん楽しく遊んできてください。レポートをよろしくね。

コメント

焼肉
2013年6月15日1:46

はじめまして!鳥取の親子プレイヤー焼肉と申します。
うちの息子も小学校2年生です。
我が家の息子は近所の子供同士集まってで遊んでいるときは、小遣いの範囲で購入したカードでデッキを作り楽しんでいます。
しかし大きな大会(バトカニ等)では小学生の小遣いの範囲で作ったデッキでは勝つことはほぼ無理なので親のデッキを使います。
構築がどちらにせよ、その場を楽しむのが一番かな~と考えてポケカを親子で楽しんでいます!
リンク頂きました!よろしくお願いします。


H2
2013年6月15日2:01

>焼肉さん
はじめまして!
そうかぁ、2方面作戦もありなんですね。
友達にカメケルぶつけるリクが悪いのか・・・。

まあポケカが楽しいのは間違いないですからね。
ただ自分のエゴでリクの楽しみが歪められてしまっていたら申し訳ないな、
と思ってしまった次第です。

正直こちらつまらない記事ばかりでリンクしていただくのは心苦しいのですが、
今後ともよろしくお願いいたします!

こちらからも頂きに伺います。

コメントありがとうございました。

zb(ぜっとびー)
2013年6月15日4:53

本当に難しいですね。こどもにどうやってポケモンカードに接してもらうのか。
これに唯一の正解はないのだろうと思います。
やっていて楽しいと感じることができる。そして相手も楽しいと思ってもらえる。それだけが正解なんじゃないかな、と考えています。
一度だけしかお会いしてませんが、リクくんは本当に楽しそうでした。これからも楽しんでいけるなら、それでいいのだろうと思います。
迷ったり、考え込んだりしてしまいますが、それも含めて楽しめたら最高ですね。

そうじん
2013年6月15日7:51

はじめまして、神奈川のそうじんと申します。あかいるかさんの記事から飛んできました。

お考えのこと、とても共感します。ポケカに限らず、子供が学ぶ自然なプロセスを親が壊していないか、なかなか自分で分からなかったりしますものね。難しいです

勝手ながらリンクいただきました。これからもお邪魔させていただきます(^-^)

ぼうしのひと
2013年6月15日21:31

だいぶお悩みの様子ですね。
でも、いつも読ませていただいておりますが単なる押し付けなどではなく、いっしょに楽しんでいるように感じます。
確かに後押しもあって、早足だったかもしれませんけど、先日のカンカンナビゲートなども良く考えているなあ、と思いますし。
これからも、楽しんで遊んでいきましょう!

H2
2013年6月16日18:21

>zb さん
ご無沙汰しています、コメント返し遅くなり申し訳ありません。

リクが楽しく遊んでいるのは、もう間違いないです。
ただ、パックを開ける楽しみ、手持ちのカードで強いデッキを作ろうという工夫、
友達との構築やプレイイングの学びあい、という少しずつ少しずつ前に進む喜びを
感じる機会を奪ってしまったかなぁ、という後悔なんです。しかも親のエゴで。

とは言え、ここまで来てしまったのだからうじうじ考えず今をしっかり楽しもうと思います。
zbさんのポジティブな姿勢はとても励みになります。
なかなかお会いできませんが、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

H2
2013年6月16日18:33

>そうじん さん
はじめまして、わざわざお越し頂きありがとうございました。
あしあとでご存知かもしれませんが、これまでも何度も日記を覗かせていただいてました。
個性的かつ強いデッキを構築されていて、見習わなくちゃなと毎度思わされています。
特に最近の構築講座はとても勉強になりました。

自分の子供の頃は親が一緒に遊んでくれることなんて、ほとんどなかったので
自分が親になったら、遊んであげたいという気持ちがあって、
それが却って不自然な方向に行ってしまったのかなぁ、と思っています。
子供を思うからこそなんだ!という妙に正当な思いからなので、逆に厄介なんですよね。

DNにいらっしゃる方々は確信的に、お子さんと突き進んでいらっしゃる方ばかりと
思っていたので、このような迷いの心に共感していただけると、とても気が休まります。
こんな感じで、何の得にもならない記事ばかりですが、
今後ともどうかよろしくお願いいたします。

リンクありがとうございました、こちらからも頂きに伺います。
これからは堂々とそうじんさんの記事ものぞきにいけます。ヤッター。

H2
2013年6月16日18:41

>ぼうしのひと さん
いつもコメントありがとうございます。
心の中で「何かおかしいよなぁ」という気持ちが今までもあって、
今回指摘されてしまった、という感じです。

でも普段から読んでくださっている、ぼうしのひとさんに「大丈夫」と
言っていただけると、身勝手ですが、じゃあいいかとも思い始めたりして。

とにかくここまで来てしまったのだから、今まで拾い損ねてきたものを
意識的にちょっと戻ったりしながら、楽しくやっていこうと思います。

厚かましいですが、これからも時々コメントなどでアドバイスを頂ければ、と思います。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。
H2

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