ポケモンカードは子供たちを切り捨てたのか? 〜その1〜
2017年11月25日 ポケモンカードゲーム コメント (12) 今日は単刀直入に表題の件
まあそうですよね、どのような経緯があったのかは計りかねますが、ポケモンカード公式がe-sports化を目指して(要するにガチ勢重視)大きくシフトしたのは間違い無いですね。それがいいことか悪いことかといえば、主要なカスタマーの要望が次々と叶えられていっているという意味で、本当に素晴らしいことだと思います。
オーガナイザー制度であったり公式大会会場でのユーザーとの交流会なんかで、もっとプレイヤーの意見を聞いていこうという姿勢が見え始めた頃から変わってきたのかなと思います。例えば3年前の状況から今のチャンピオンシップスの様子は想像できなかったと思います。公式大会を、プレイヤーとともに作り、強い人が勝つという仕組みにこの短期間に仕上げたのは相当な努力と資源が注ぎ込まれたものと思います。
カードのデザインもどのデッキが勝ってもおかしくない絶妙なバランス、しかも新弾発売ごとに大きく変わる環境調整と相当な凄腕を呼び寄せたと感じます。各地で開催される自主大会と大型公式大会もうまくかみあって、本気勝負をしたければいつでも何かしらの大会に参加できるようになっています。そのおかげで同じカードプールでも大会ごとにメタが変動するようになり、情報戦も大事な要素になっています。
一方でカードの販売面でも、やはり絶妙としか言いようのないレアカードを組み込んでいくことで、財布の口を限界まで緩めさせることに成功しています。発売するグッズもどんどん品薄になっていく的を得たマーケティングというか。
正直、今の状況に文句のあるポケモンカードプレイヤーってほとんどいないんじゃないでしょうかね。そうほとんどの。
あれ?でも子供は?
僕は以前から子供向けのTCGというのは相当無理のあるカテゴリーだなぁと思っていました。とんでもない資産を次々と休む間も無くつぎ込んでいくことを求められるTCG、月に数パック買うのが限界の子供の小遣い、これが両立するイメージが全く湧かないからです。
これに対して「子供は持ってるカードだけでうまくやりくりして子供同士の対戦を楽しめばいい」というご意見もあります。特に小さい頃からカードで遊んでいらっしゃった方は自分の子供時代を思い出しながらそのようにおっしゃるんだと思います。でも今の状況はそういう子があえて続ける環境にはなっていないと感じます。
・昔のように相当数の子供がポケカを集めているわけではない
・デッキレシピなどの情報が簡単に手に入るようになって、カード揃えられる子が圧倒的に有利。その辺は親の情熱に強く依存している。
・他にも楽しく遊べるものはいくらでもある。
つまりただでさえ数が少ないプレイヤーで遊ぼうとしても、一人カードを揃えられる子がいるとそのほかの子はちっとも楽しめない、という感じです。以前ライバルにあげたデュエマはクラス男子の3分の1くらいの子が遊んでおり、しかも親の援助がある子はほとんどいないので皆それなりのカードで対戦していて、うまくバランスが取れているようです。
というわけで、カードを販売する側としては、売上に対して貢献しておらず、リーチすることが難しい層である(インターネットのみではほとんどアクセスできない)小学生に広めるための施策はコストパフォーマンスが悪いという判断になると思います。ですからその辺は切り捨てるというのは非常に理にかなっているということになります。
実際公式によるはじめて教室はもうほとんど開催されていません。福島でも昔は数ヶ月に1度くらいは行われていたと思うのですが・・・。またTVCMも出演者は高校生っぽい?し。小学生向けのジムバトル企画もなんとなくとってつけたようなものが多い気が(殿堂やる小学生とは)。
最近ポケカ界自体は非常に盛り上がっていて、新規参入者や復帰組が多数いるように感じます。でもそれって、大学生以上の青年組がほとんどではないですかね?大人ならルールや戦略も友人からレクチャー受けて、カードをしっかり揃えればそれなりにジムでも戦える環境だと思います。
要するに公式の戦略はズバリ当たっていて、誰もがハッピーな状況と言っていいかもしれません。
本当にそうかな?
続きはまた明日(以降)。
まあそうですよね、どのような経緯があったのかは計りかねますが、ポケモンカード公式がe-sports化を目指して(要するにガチ勢重視)大きくシフトしたのは間違い無いですね。それがいいことか悪いことかといえば、主要なカスタマーの要望が次々と叶えられていっているという意味で、本当に素晴らしいことだと思います。
オーガナイザー制度であったり公式大会会場でのユーザーとの交流会なんかで、もっとプレイヤーの意見を聞いていこうという姿勢が見え始めた頃から変わってきたのかなと思います。例えば3年前の状況から今のチャンピオンシップスの様子は想像できなかったと思います。公式大会を、プレイヤーとともに作り、強い人が勝つという仕組みにこの短期間に仕上げたのは相当な努力と資源が注ぎ込まれたものと思います。
カードのデザインもどのデッキが勝ってもおかしくない絶妙なバランス、しかも新弾発売ごとに大きく変わる環境調整と相当な凄腕を呼び寄せたと感じます。各地で開催される自主大会と大型公式大会もうまくかみあって、本気勝負をしたければいつでも何かしらの大会に参加できるようになっています。そのおかげで同じカードプールでも大会ごとにメタが変動するようになり、情報戦も大事な要素になっています。
一方でカードの販売面でも、やはり絶妙としか言いようのないレアカードを組み込んでいくことで、財布の口を限界まで緩めさせることに成功しています。発売するグッズもどんどん品薄になっていく的を得たマーケティングというか。
正直、今の状況に文句のあるポケモンカードプレイヤーってほとんどいないんじゃないでしょうかね。そうほとんどの。
あれ?でも子供は?
僕は以前から子供向けのTCGというのは相当無理のあるカテゴリーだなぁと思っていました。とんでもない資産を次々と休む間も無くつぎ込んでいくことを求められるTCG、月に数パック買うのが限界の子供の小遣い、これが両立するイメージが全く湧かないからです。
これに対して「子供は持ってるカードだけでうまくやりくりして子供同士の対戦を楽しめばいい」というご意見もあります。特に小さい頃からカードで遊んでいらっしゃった方は自分の子供時代を思い出しながらそのようにおっしゃるんだと思います。でも今の状況はそういう子があえて続ける環境にはなっていないと感じます。
・昔のように相当数の子供がポケカを集めているわけではない
・デッキレシピなどの情報が簡単に手に入るようになって、カード揃えられる子が圧倒的に有利。その辺は親の情熱に強く依存している。
・他にも楽しく遊べるものはいくらでもある。
つまりただでさえ数が少ないプレイヤーで遊ぼうとしても、一人カードを揃えられる子がいるとそのほかの子はちっとも楽しめない、という感じです。以前ライバルにあげたデュエマはクラス男子の3分の1くらいの子が遊んでおり、しかも親の援助がある子はほとんどいないので皆それなりのカードで対戦していて、うまくバランスが取れているようです。
というわけで、カードを販売する側としては、売上に対して貢献しておらず、リーチすることが難しい層である(インターネットのみではほとんどアクセスできない)小学生に広めるための施策はコストパフォーマンスが悪いという判断になると思います。ですからその辺は切り捨てるというのは非常に理にかなっているということになります。
実際公式によるはじめて教室はもうほとんど開催されていません。福島でも昔は数ヶ月に1度くらいは行われていたと思うのですが・・・。またTVCMも出演者は高校生っぽい?し。小学生向けのジムバトル企画もなんとなくとってつけたようなものが多い気が(殿堂やる小学生とは)。
最近ポケカ界自体は非常に盛り上がっていて、新規参入者や復帰組が多数いるように感じます。でもそれって、大学生以上の青年組がほとんどではないですかね?大人ならルールや戦略も友人からレクチャー受けて、カードをしっかり揃えればそれなりにジムでも戦える環境だと思います。
要するに公式の戦略はズバリ当たっていて、誰もがハッピーな状況と言っていいかもしれません。
本当にそうかな?
続きはまた明日(以降)。
コメント
ひみつは一先ず置いておいて、ポケモンカードゲームが子ども達を切り捨てた場合、これまでのように子どもきっかけで入ってくる親御さんプレイヤーの獲得が困難になってくるのかなぁと思っています。
私は、ポケカがガチよりにシフトしたなぁくらいにしか考えたなかったですが、子ども達を切り捨てたのかまで考えたことなかったです^^;この先のH2さんの考えを待ってます!
非常に興味がある題名だったのでつい、リンクさせて頂きました。続きを楽しみにお待ちしています。
難しい内容ですががんばってください!
いつもお世話になっております。リンクいただきます!
非常に興味深い日記が多くてらっしゃるので拝見、勉強させていただきます!
いや、そこは鼻くそほじりながらお願いします。
多分ご期待されているような内容ではなくて大変恐縮なんですが、
サラッと読み流していただけると幸いです。
(半)公式のzbさんのお考えなんかも、いつの日か聞かせていただけるといいなとか、
勝手に思ったりして・・・
もう少しだけ続きます。
福島来てくださいよ、書くの大変なんでしゃべりますから。
って言いながら、少しだけ続き書きました。
いつかN3さんのお考えも聞かせてください。
いやぁ、続きとか別に大したこと書いてないので恥ずかしいです。
アカフチさんがおっしゃるお子さんと一緒に来るお父さんプレイヤーはこれからも多分くると思いますよ。多分お父さんと一緒にやってる限り、むしろいまの環境は遊びやすくなっていると思うので。
ガチ勢の声は大きいのでそちらが優先的に取り上げられたのかなとは思いますが、そのおかげで多くの人がハッピーになっているので、それはそれで良かったなと。
青森の状況も鑑みたアカフチさんのご意見も是非お聞かせください。
長崎で素敵な活動をされていらっしゃいますよね!
地方(失礼!)で活動されているということで、これからも色々参考にさせていただこうと思います!よろしくお願いいたします。
あと先日のデッキのお値段の記事は興味深く読ませていただきました。
なるほどなぁ、自分で計算したことありませんでした。
こちらからもリンクいただきました、今後の記事も楽しみにしています!
よろしくお願いいたします。
そうなんですよ、多分みなさん色々思うことありますよね!
すっかり変わったので。
思ったより反響があったので、戸惑っています。
まあ個人ブログなので、正解を書く必要もないと思い気ままに書きました。
nagiさんもガツンと言ってやってください!
明日で完結の予定です。
こちらこそお世話になっています!
まあ、一種タイトル詐欺なので、あまり深く考えずにお読みいただければ。
最近はみなさんtwitterでボソッと書かれるだけでDNが少し寂しいんですが、
その分勝手に書きなぐりました。
何か考えるきっかけにしていただければ、と思います。
リンクいただいてなかったとは・・・さっきもらってきました。
こちらの方でもよろしくお願いします!