日本中から暑い、暑いの声が聞こえてくるようですが、ここ数日夕方には涼しい風が吹いていて、どうやら福島は1月早く秋に突入した気がします。夏が短い・・・

 さて、ゼクロム争奪戦で大騒ぎの7月でしたね、ポケカ界隈は。そしてもう来週には新弾発売という・・・(株)ポケモンほんと天才。先日発売となった500円デッキもなんだかすごい売れ行きのようで・・・正直舐めてました、すみません。まあ問題はここからどのくらいの人が続けてくれるか、だとは思いますけどね。

 その辺についてはまたの機会にということで、とりあえずゼクロム争奪戦について。

 ゼクロム争奪戦開始当初、あちこちのジムに想定外の人数がやってくることで、数々のトラブルや衝突が起こってました。その経緯はみなさんご存知と思うので飛ばしますが、僕は一体どういう人が遠征までして、それなりの参加料を払って争奪戦に加わっているのかなぁと不思議に思ってました。

1. 先ずは純粋なコレクター。聞くところによると239/SM-Pまたは240/SM-Pというナンバーが振られているところに、コレクター的な埋めなくては心理が働いてしまうとか。気持ち的にはすごくわかる気がする。ある意味とんだ災難に巻き込まれた感ありますね。それともレアなカードが出ることで、むしろ盛り上がるのかな?

2. 投機目的確信犯。初動の値段がすごかったですからね。今はメルカリなんかで簡単に個人で売買もできますし、そういう人が出てくるのもやむを得ない感じ。枚数限定もアナウンスされているので、希少性もある程度保証されているわけですしね。

3. ガチ勢強者。こういう勝った人にしか配られないものをゲットしたいという強者の心理はわかる気もしますね。今ならTwitterもあるので、割と簡単にどやることもできるし。

4. シールド戦好き。マジック勢には割といるらしいのですが、普段は忙しくてカードに時間を割けない人でも特に準備せずに参加できるシールド戦は一定のファンがいるようです。

5. お祭り好き。なんか盛り上がってるみたいだしとりあえず参加しておこう、みたいな。普段から対戦している人でも、やっぱりちょっと変わったことをしてみたいという気持ちはありますよね。どうせパックは買うわけだしついでに遊べるのは素敵。

6. 興味はあった初心者。いつか遊んでみたいと思っていたけどきっかけがなかった人かな?流石にこれまでTCGに触れてなかった人は無理だろうけど、他のカードの経験者であれば準備のいらないシールド戦なら始めるきっかけとしていいかなと思うかもしれませんね。

 参加者はこんな背景を持っている人々だったのかなと思います。

 公式の人はどのような需要を想定して企画したのかは不明ですが、このような複合的な要素を鑑みてやる価値があると判断したということなのでしょう。少なくとも在庫が切れるほどに「迅雷スパーク」は売れまくったようなので、売上的には相当貢献したと思われます。イベントは人を集めてこそ成功と言えると思うので、そういう意味でも大成功だったのでしょう。

 ここでちょっと思うのは公式としては何がしたかったのかなぁということ。売上はともかく、どういう層に楽しんでもらおうという企画だったのか?ちょっとしたプライズをつけてシールド戦というジャンルを知ってもらおう、というのが一番それっぽい説明かなと思うのですが、それにしてはプライズの価値が高すぎる。結果として、2の層をメインに呼び込むことになってしまったような。

 別にそれ自体は悪くはないと思いますけど、それが今後のポケカ全体の盛り上がりにつながるかどうかが疑問かなと。僕自身が来てくれるといいなと思う4・5・6の層はプライズの価値にはあまり関わらず参加するような気がしますし、2の層が今後のいいお客さんになってくれる可能性は低そう。他のTCGから出稼ぎ感覚で参加されている方もいると聞きます。

 さらに言うなら、結局シールド戦はここだけで終わるだろうなと。去年のロイヤルマスクの後にシールド戦で盛り上がったと言う話はあまり聞きません。僕らは以前からブードラを開封ついでに開催していたので、特に影響されずにちょくちょく遊んではいますけど。

 一方でその仕切りが難しそうな大会の運営を強いられるショップはどのように感じるのでしょうか?ポケカを普段から扱っているショップならば、一過的とはいえ売り上げにつながるイベントとして淡々と運営されることでしょう。ただ普段ポケカプレイヤーがほとんど顔を出さないショップなどでは、なんだか突然大量の人が訪れたりして面倒だなぁと感じてしまうことがあっても非難できない気がします。

 僕はショップの経営とか考えたこともないので、完全な部外者の意見なのですが、イベントに期待することって、新規客の獲得、常連客の確保なんかにつながるものじゃないのかな?ハンター層が群がることで殺伐とした雰囲気になってしまい、来て欲しい人たちがむしろ遠ざかるようではあまり嬉しくないイベントかも。

 ではユーザーである僕の感じたことと、それにつながる常連の身内意識については、また次回。
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